変形性股関節症

変形性股関節症とは、主に加齢によって関節の軟骨がすり減り骨が変形していく症状を言います。当院でも50代から70代の方が多く来院されます。症状は様々で、歩けないほど痛い症状もありますし、比較的歩いてもさほど痛くなく、だんだんと痛くなる場合や、無理をしたり、動き過ぎたりした次の日などにひどく痛む方などがいます。

変形性股関節症が起きる原因

原因がはっきりしない場合もありますが、原因がわかっているものがほとんどです。


■ 先天性股関節脱臼
生まれつきで股関節が外れてしまう症状です。当院でもそういった方が来院されますが、赤ちゃんのときにおきても 症状が出てくるのは年齢が進んでからという場合もあります。
■ 臼蓋形成不全
臼蓋は骨盤側のくぼみである寛骨臼の一部で、大腿骨の先端と接する部分にあたります。「臼蓋形成不全」では、臼蓋の発育が十分ではないのでかぶりが浅くなります。

どういった人がなりやすいのか

特に女性がなりやすいようです。女性は男性よりも靭帯も緩くできています。出産などが控えてる女性はホルモンの関係,出産に分泌するリラキシンが靭帯、筋肉をさらに緩みやすくします。さらに、女性は筋肉量も男性よりないので、関節を支えきれず、負担になる場合が多いようです。

当院での施術

 

当院には変形性股関節症の患者さんが多く来院されます。患者さんの目的も様々で、日常生活で不自由なく歩いたりできるようになりたいと願う方から、運動、旅行、ダンスなどをやりたいと高い意識で取り組まれる方など実に様々です。変形性股関節症の施術は、まずは「バランス」です。バランスが取れてから股関節に附随する筋肉を緩めていきます。 最初はバランスを取っても筋肉の硬直が激しいため、急に動かしても傷めてしまう可能性もあるのでゆっくり少しずつ施術していきバラン スを取っていきます。施術が進んでいくと少しずつ大きく動かしていき、筋肉をさらに緩めます。しっかり改善するように施術も計画を立てていきましょう。